お知らせ
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目次[平成15年7月15日 第8号] |
【お盆】 本来日本固有の御霊祭の行事です。迎え火を焚いて先祖の精霊を我が家の盆棚にお迎えし、精霊花を供えたり盆踊りをして御霊をお慰めするとともに子孫の繁栄を祈願します。 又盆の期間(七月または八月十五日前後)がすむと送り火や灯籠流しなどをして御霊送りをします。 【夏祭り】 この頃、各地の神社では夏祭りが執り行われます。 特に夏は台風による風水害、干魃などの数々の災害が起こりやすい季節であり、この時期には、古来しばしば大規模な疫病が発生しました。 私達の先祖はこの天災を悪霊や疫神の仕業と考え、これを鎮めるために祭を行ってきたのです。 【十五夜】 旧暦八月十五日 |
【お彼岸】 「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、彼岸は季節の変わり目であると同時に、また、祖先をまつる大切な行事でもあります。彼岸は、春分の日(三月二十一日頃)と秋分の日(九月二十三日頃)をはさんだ前後の三日間ずつ、計七日間のことで、それぞれ春彼岸、秋彼岸といい、彼岸の最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸の明け」、春分、秋分の日を「彼岸の中日」言います。彼岸にはお墓参りをする習慣があり、先祖の礼を家に迎える盆とは違って、先祖に会いにゆく行事としての色彩が濃いようです。仏教に由来する行事と考えられている彼岸は、日本にしかない行事で、豊作に欠かすことの出来ない太陽をまつり、 祖霊の加護を祈る古くからの儀礼と結びついたものといわれます。 彼岸には「おはぎ」や「ぼた餅」を供え、お下がりとして食します。「おはぎ(御萩)」は萩の餅の略称、「ぼた餅」牡丹餅で、いずれも同じものですが、春の牡丹、秋の萩と季節の花にたとえて呼ぶ所に、日本人らしい感性が伺われます。 【神嘗祭】 十月十七日を中心に、伊勢の神宮では天照大御神さまに初穂を奉る神嘗察が執り行われます。 天皇陸下が御親らお作りになった稲の初穂をはじめ、懸税として全国の農家が真心込めて奉納した稲穂が内玉垣南御門に奉られます。 【新嘗祭】 十一月二十三日、天皇陸下が天照大御神様をはじめ神々に新穀をお供えし、御親らもお召し上がりになる新嘗察が宮中で執り行われます。この日、伊勢の神官をはじめ全国の神社でも収穫感謝の新嘗祭が斎行されます。 |
暫くの間連載記事として、青戸波江先生の遺詠「作法心得100首」 をお届けします。
■忌むべき食べ様に対する心得和歌 ◆また盛(固め食ひ) |
青戸 波江 1857(安政 4.10. 8) 1929.12.10(昭和 4) ◇明治・大正期の神職・典礼師範。売布(メフ)神社祠官青戸建庭の4男。 |
あとがき | |
旧暦六月七日を祭日としている、弊社の祇園例大祭は、例年になく早い新暦七月六日(日曜日)に滞りなく斎行されました。大勢の参拝者や多数の出店で賑わった境内も今はひっそりと静まっております、 宮司
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