人生の節目節目にお参りを
神社雜載 |
つくば市の氏神様
今から一千年以上も昔、九州から飛んできたカラスが田畑を荒らすので、これを退治しようと天に向かって矢を放ち、射落とした所に神が宿り、現在の一ノ矢八坂神社が生まれたと伝えられる。
境内社として、稲荷神社・天満社・その他一社が鎮座し、杉や欅の老木がうっそうと茂る境内は、木立の中の古びた本殿の前で狛犬がにらみ、東大元総長加藤弘之氏の追遠碑(日下部鳴鶴翁揮毫)なども見られる厳かな神域である。
表の幅広い道路を行き交う自動車のエンジンの音は、ここには届かない。
野鳥のさえずりが心地よく響き亘る静かな境内は、異空間にも思える。
一ノ矢八坂神社と道路一本挟んだ西側には筑波大学のキャンパスが広がる。周囲には高エネルギー物理学研究所、国立防災科学技術センター等の公的な研究・教育機関が進出。民間企業の研究所等も百を優に越える。つくぱ市は、日本の先端科学の粋を結集した人工都市でもある。
多くの科学施設が建ち並ぶ筑波研究学園都市の中にあって、伝説に語り継がれるこの古き磐根に鎮まる大神は、全ての人々の幸せと、国の隆昌、世界の共存共栄とを永久にお守り下さることだろう。
主要建造物
本殿 | 県指定文化財(建造物) |
拝殿・覆屋 | 市指定文化財(建造物) |
社務所・参集殿 | |
鳥居・狛犬・石碑 | |
手水舎・古札納所・潔斎所 | 古神札納所ー御本殿後方に在ります。 |
境内社・末社
境内社 | 御祭神 | 神徳 |
稲荷神社 | 宇迦之御魂神 | 商売・農業・産業 |
天満宮 | 菅原道真公 | 学問・農業 |
岩大日社 | 大日孁貴 |
神宝鏡及び神社特別謹製お守り
瑞花雙鳥八稜鏡 | 市指定文化財(工芸品) |
霊蒜(にんにく御守) | 古来より病厄難祓除の「お守り」として社務所にて頒布しております。 |